活動報告
2023 第3回北海道議会定例会  

2023 第3回北海道議会定例会  

 2023年第3回定例道議会は9月12日に開会し、知事は、ALPS処理水の海洋放出による中国の水産物輸入停止に伴う道内水産物の消費拡大や物価高騰対策(中小・小規模事業者や宿泊事業者に対する支援等)を柱とした、総額395億6,300万円の一般会計補正予算案を提出した。今回の追加補正予算と合わせた令和5年度一般会計予算総額は、3兆1,912億4,132万円となった。
 また、会派(民主道民連合)として、今夏の猛暑対策の必要性からも、9月25日(月)に「学校施設等への冷房設備整備の促進に係る緊急要請」を、知事及び教育庁へ提出した。
 第3回定例会では、補正予算案を含めて全22 議案、「ALPS処理水の海洋放出に伴う影響への確実な対応を求める意見書」をはじめ意見案6件を原案可決(議決)し、報告だ1号から第6号の令和4年度予算の決算に関する件を継続審査として委員会に付託し、報告第7号から第15号の報告を受け、閉会となりました。

  第3回定例会では、代表質問には、我が会派から池端英昭道議会議員(石狩地域)が立ち、知事の政治姿勢として、新たな「北海道総合計画」の策定にあたり、これまでの道政に対する評価、策定の考え方について知事の認識を質しました。
 しかし、「現計画の進捗状況を踏まえ、実効性の高い政策を検討し、次の定例会で計画の素案を示す」と述べるに止まり、これまで自ら推進してきた道政への評価には、一切触れませんでした。
 この他、行財政運営、医療・福祉課題(5類移行後の新型コロナウイルス感染症対策等)、経済と雇用対策(物価高騰対策やラピダス関係等)、エネルギー政策(ゼロカーボン関係やALPS処理水に係る課題等)、交通政策(貨物路線の維持やバスの運転手不足等)、第1次産業の振興(酪農政策と担い手不足対策や森林政策等)、人権施策(LGBT理解増進法成立後の課題等)、北方領土問題、重要土地等調査法について、教育課題(熱中症対策や働き方改革等)などについて、知事及び教育長の考え方並びに道及び教育庁の取り組みについて質した。
 これに対し、知事は相変わらず全く本気度が伝わらない、誠実さを欠く答弁が多く目立った。踏み込む発言もなく、国頼み・国任せ・国次第といった姿勢が多々みられ、北海道への熱意に欠けるものと言わざるを得ませんでした。

*今回の定例会では、私(武田)自身一般質問に立ちましたので、その内容について皆様にご報告したいと思います。質問項目については次のとおりです。
1 新卒者の給与改善について
2 リスキリングについて
3 避難所運営について
4 医師の働き方改革について
5 医療機関のサイバーセキュリティ対策について
6 新型コロナウイルス感染症対策について                
なお、詳細につきましては、道政報告第26号を参照願います。

また、他に一般質問には、民主・道民連合から鈴木仁志議員(帯広市)、田中勝一議員(札幌市中央区)、木葉淳議員(江別市)、北口雄幸議員(上川地域)、広田まゆみ議員(札幌市白石区)の全6名が質問に立ち、知事等を質しました。



2023年 第三回会定例会での一般質問

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