活動報告
2023 第2回北海道議会定例会  

2023 第2回北海道議会定例会  

 2023年第2回定例道議会は6月22日に開会し、第1回定例道議会で可決された骨格予算に対し、肉付け予算として補正予算が組まれました。知事が提案した政策補正予算(案)2,776億2,860万が可決・追加され、一般会計としての総額は3兆1,516億7819万(前年度当初比マイナス2,3%)となった。 
 ただ、今回の補正予算の新規事業は88件であるものの、食の海外販路拡大など既存の政策をリフォームしたものも多く、新味に欠けている。令和5年度、重点政策のポイント、基本的な視点の中で3つのポイントとして、「1 暮らしを守る~安心安全な環境づくり~」、「2 未来を創る~確かな成長を支える価値づくり~」、「3 地域と進める~共感と信頼の関係づくり~」を提言しているが、あまり新鮮味はないような気がします。
 第2回定例会では、補正予算案を含めて全26議案、「地方財政の充実・強化に関する意見書」をはじめ意見案7件を原案可決(議決)し、「令和4年度北海道繰越明許費繰越計算書報告の件」など7件の報告を受け、閉会となりました。

*ただし、我が民主・道民連合としては、今回の補正予算の不十分さを指摘し、政策実現性の乏しさや、知事の決意も気概も感じられない予算案であることから、「議案第1号 令和5年度北海道一般会計補正予算については撤回し、組換えの上再提出を求める動議」を行いましたが、残念ながら数の力で否決され、原案通りの可決となり、7月14日(金)に閉会となりました。我々としては、今後引き続きチェック体制を強化し、会派の政策も主張しながら、道民のための道政となるよう、全力で取り組んでいきます!

  第2回定例会では、代表質問には、我が会派から梶谷大志道議会議員(札幌市清田区)が立ち、知事の1期目4年間の公約未達成項目が散見されたことも踏まえ、2期目にあたりどのように公約の成果を出すのか等、基本姿勢について質しました。知事は、「基本政策集として示したが、道民の皆様とできる限り対話を重ねてまいりたい」とか、「市長・知事としての経験を活かし全力で取り組む」の繰り返しで、相変わらず全く主体性もなく、1期目同様に道民に心に伝わらない不誠実な答弁と言わざるを得ないものでした。答弁の中では、「私自らが判断を行い」とか「私自らが先頭に立ち」という言葉は使用しているが、「国の動向」や「他府県の動向」が中心で、全く今回の議会議論では言葉の遊びに終始したと言わざる負えませんでした。
 他にも、新型コロナウイルス感染症対策、行財政運営、知事公館・近代美術館エリア課題、医療・福祉課題、経済と雇用対策(物価高騰対策やラピダス関係等)、観光振興、エネルギー政策(ゼロカーボン関係等)、防災・減災対策、JR路線維持問題、第1次産業の振興(ALPS処理水海洋放出関係含む)、性的マイノリティーに関する施策、教育課題などについて、知事及び教育長の考え方並びに道及び教育庁の取り組みについて質した。  (道政通信第25号も是非参照ください)
 先に、述べた通り、今後は本当に知事の言う「自らの決断し先頭に立つ」行政・道民を引っ張って行っていただけることに大いに期待するところです。
 また一般質問には、民主・道民連合から小林千代美議員(千歳市)、清水敬弘議員(札幌市手稲区)、川澄宗之介議員(小樽市)、松山丈文議員(札幌市豊平区)、広田まゆみ議員(札幌市白石区)の6名が質問に立ちました。

2023年 第二回会定例会最終日 委員会報告

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