活動報告
2024 第4回北海道議会定例会

2024 第4回北海道議会定例会

2024年11月26日(火)


各市町村や関係機関へ丁寧な説明を!理解は?
北海道宿泊税条例

 2024年第4回定例道議会は、11月26日(火)に開会し、冒頭には、「北海道カスタマーハラスメント防止条例」を全会一致で可決した。  また、令和6年度補正予算の専決処分(衆議院議員選挙及び最高裁判官国民審査費)の41億1,236万円と、今回定例会での一般会計補正予算43億4,488万円、更には12月3日提案された北海道職員給与条例等の一部改正案など他3件にわたる追加提案補正予算145億8,996万円を可決し、本年度の一般会計予算総額は、3兆820億2,519万円となった。 
 第4回定例会では、当初予算案を含めて全36 議案、会議案3件、決議案1件、意見案4件、報告外1号(専決処分報告ー予算)及び第3回定例会からの継続の決算報告を原案可決(議決)し、報告第2号から第7号の報告を受け、12月12日(木)に閉会した。

第4回定例会では、代表各質問に我が会派からは、渕上綾子道議会議員(札幌市東区)が立ち、知事の政治姿勢をはじめ、「GX特区における税制優遇について」、「防災・減災」、「医療福祉課題」、「経済・雇用対策」(物価高騰対策など)や「エネルギー政策」、そして今回注目された「宿泊税について」など16項目にわたり知事を質しました。しかし、相変わらず熱意を感じない踏み込んだ答弁とはなってはおらず、再質、再再質行いながら、知事を追及した。特に、宿泊税条例については、既に宿泊税制度(定率制)を実施している倶知安町と北海道が提案している宿泊税(段階的定額制)と異なる種類の制度による事務負担増の懸念に対する、知事の誠意を感じない調整不備や条例の可決手法(修正議決)に納得のいかない中での閉会となった。詳細は、道政通信第34号を参照願います。


北海道宿泊税条例案




<各派代表格質問についてはつぎのとおりです>
1.知事の政治姿勢について
(1)地方創生10年間の検証を踏まえた今後の対応について
(2)人口減少対策について
(3)北海道創生総合戦略並びに地域振興条例について
2.GX特区における税制優遇について
(1)条例提案に当たっての考え方について
(2)道内への企業誘致の促進について
3.防災・減災、国土強靭化への対応について
4.知事公館・近代美術館エリアについて
(1)近代美術館リニューアル基本構想(素案)について
(2)知事公館・近代美術館エリア活用構想(素案)について
5.医療・福祉課題について
(1)旧優性保護法について
(2)(仮称)北海道こども計画について
(3)保育士の確保について
6.経済と雇用対策について
(1)物価高騰対策について
(2)フリーランスの環境整備について
(3)ラピダスについて
7.エネルギー政策について
(1)高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定問題について
(2)再生可能エネルギーの活用に関する課題について
8.宿泊税について
9.交通・物流政策について
(1)JR北海道の路線維持問題について
(2)鉄路の安全性について
10.環境政策について
11.建設政策について
12.第1次産業の振興について
(1)農業政策について
(2)水産政策について
13.人権等施策の推進について
(1)こどもの権利保障について
(2)パートナーシップ制度について
14.北方領土返還要求運動等について
15.教育課題について
(1)いじめ対応について
(2)不登校対応について
(3)子どもの自殺対策について
16.警察署の再編整備計画について


会派としては、再質問、再々質問をしながら知事のより明確な回答を求めたが、今定例会もやはり総じて知事の本気度が伝わらない、熱意の感じられない答弁が多く目立った。

 また、他に一般質問には、民主・道民連合から岡田遼議員(釧路市)、山根まさひろ議員(札幌市北区)の2名が質問に立ち、知事等を質しました。
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