2023 第1回北海道議会定例会
2023年第1回定例道議会は2月17日に開会し、開会日冒頭に、令和4年度補正予算案として「物価高騰等対策特別支援事業」、いわゆる子育て世代を対象とした8,000円相当おこめ券・牛乳贈答券配布を含む応援事業や北海道旅行割引事業費などの、物価高騰対策等への予算案170億円を可決しました。さらに、令和4年度最終補正予算案として、「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金関連事業費」、「減債基金積立金」や「財政調整基金」などの増額補正と、「公共事業費・災害復旧事業費」、「感染防止対策協力支援金支給事業費」や「保健福祉関係義務的経費」などの減額補正が提案され、令和4年度一般会計予算の最終総額は、3兆5,378億6,859万円となりました。
また、令和5年度一般会計予算については、今回閉会後に実施される、知事・道議会議員の改選(選挙)があるため、道政運営の基本となる経費を中心とした、いわゆる「骨格予算」として2兆8,507億円が可決されました。
第1回定例会では、予算案を含めて全70 議案、会議案1件、「朝鮮民主主義人民共和国のミサイル発射に抗議する決議」案1件、意見案3件を可決(議決)し、専決処分報告3件の報告を受け、3月8日(水)に閉会した。
第1回定例会では、我が会派から山根理広道議会議員(札幌市北区)が代表格質問に立ち、知事の1期目4年間の道政運指をどう自己評価するのかを質したが、「評価は道民にしていただくもの」の繰り返しで、相変わらず全く主体性もなく、道民に何も伝わらない不誠実な答弁と言わざるを得ないものでした。令和4年度の政策評価結果に対する認識を質したが、「遅れている施策」み対する理由や今後の取組については触れず、実に不誠実な答弁となった。常に国頼みや責任転嫁をするのではなく、道民の生命を守るためにも本道にとって何が必要なのか道民と共有し、知事本人の判断力・指導力を発揮する道政運営をしていく覚悟が必要ではないか。他にも、新型コロナウイルス感染症対策、行財政運営、地方創世の推進、鉄道機能の維持存続、医療・福祉課題、経済と雇用対策、北電の電気料金値上げ、大雪対策、建設政策の推進、第1次産業の振興、人権等施策、ゼロカーボン北海道、教育課題などについて、知事及び教育長の考え方並びに道及び教育庁の取り組みについて質した。
この4年間、特に新型コロナウイルス感染症対策への取組において、相当の労力を注ぎ込まれたことに対しては、我々としても一定理解するところであります。しかし、だからこそこの4年間で自分で評価できたことと至らなかったことを、しっかりと道民に分かりやすく説明し、今後の道政にどう活かすかを伝えることが重要だと考えます。知事は、この恵まれた北海道の地の利をどう活かし、北海道をどうしたいのか、知事としての自信と尊厳を持って実行していただくことを道民は強く期待しているはずです。
また一般質問には、民主・道民連合から壬生勝則議員(釧路市)、藤川雅司議員(札幌市中央区)、須田靖子議員(札幌市手稲区)、三津丈夫議員(帯広市)の4名が質問に立ちました。
1期目最後の会派席